2014年3月22日土曜日

消費税について

消費税の原理は、かなりややこしいです。

私は税金の専門家ではありませんが、法人の消費税申告書も自分で書いていますので、まあ詳しいほうだと思います。

消費税について超分かりやすく説明します。


1、免税業者と課税業者

前々年の売上高が、1000万超(税抜き)の場合、課税業者となり消費税の納税義務が発生します。

私は、リアルの店舗と合算で計算しているため課税業者となっています。


前々年の売上高が、1000万以下(税抜き)の場合、免税業者となります。



2、消費税のシステム

消費税の計算方法には、本則課税と簡易課税とあります。
簡易課税は計算が簡単だというだけで、消費税が安いというわけではありません。


本則課税で説明します。
税率は、8%とします。



仕入れ 7,000円            売上 10800円
仮払消費税 560円   →     (本体価格 10,000円)
                     (仮受消費税 800円)

仕入先が国内の場合は、仕入先の問屋さんなどに 商品代金とともに560円を払います。
仕入先が海外の場合は、税関で関税とともに消費税の560円を払います。

納税額=800円-560円=240円

消費税とは、消費者が払うから消費税といいますが、消費者の払った800円を受け取った小売業者は、そのまま払うのではなく既に支払った560円を差し引いて240円を払えばいいわけです。

実際は、経費にも消費税が掛かっているのでもっと少なくなります。

免税業者は、240円の支払いが免除されるのですが、560円は払っていますし、経費にも消費税は掛かっていますので、消費税がゼロというわけではありません。

3、利益計算

以上の説明で分かるとおり利益計算をする場合、売上は10800円で計算してはいけません。
売上は、仮受消費税を抜いた10000円で計算します。

同様に仮払消費税は、経費に入れてはいけません。

消費税は、損益に関係ないからです。